一昨日の大学生の生徒さんのレッスン曲はショパンのバラード第1番。
ミツキェヴィチの詩にインスピレーションを得て作曲されたといわれるこの曲は、美しく情熱的で1度は弾いてみたい曲です。
生徒さんは歌心たっぷりで、最初の有名なメロディーもその美しさを心から感じて弾いているのが伝わってきます。
一昨日は主に最後のクライマックスに向かっていくところをレッスンしました。悲劇に向かってつき進んでいく絶望的なエネルギーを感じさせるこの部分は、テクニック的にも難しく手も悲鳴をあげそうになります。でも、どんな難しい所でも歌心を忘れない生徒さんからは豊かな音楽があふれてきます。きっと素晴らしいバラードに仕上がると思います。