連弾

「みんなのオルガン・ピアノの本」(ヤマハ刊)は、1957年に誕生したメソードで今日でも人気のある息の長いテキストです。

(ちなみにオルガンとは当時の教育楽器で、しいて例えるならタッチはキーボード、音はアコーディオンといった感じです。足踏みタイプと電気タイプがありました。現代では知らない人も多いと思いますがテキストの名前にそのまま使われているのが面白いです。)

 

このテキストの最後に連弾の曲が載っています。先生と生徒といった明らかに難易度に差のあるものではなく、どちらのパートも生徒さんが弾けるものなので自分でパートを選んでもらいます。

ここで連弾の説明と、一人で弾いている時との違い(それぞれの手の役割、バランスのとり方)をお話します。各パートの役割がわかりやすいので、曲がどんなふうにできているのか立体的にとらえることができます。

 

連弾は相手の音を聴く練習になり、豊かな響きで音楽を楽しむ事のできる魅力ある演奏形態です。