題名のついている曲は、親しみやすくイメージを思い浮かべやすいと思います。
曲の中にある様々な記号も、曲のイメージに合わせて工夫することによって表現の幅が広がります。
例えば、スタッカート。
ブルグミュラー25の練習曲の「優美」では、優しい雰囲気に合わせて少し長めでソフトなスタッカート。
逆に「貴婦人の乗馬」では、躍動感に合わせてきびきびと活発なスタッカート。
強弱の記号も曲に合わせてボリュームのコントロールができるといいと思います。
曲名の中には作曲者自身がつけたものではないものもありますが、うまく利用して一本調子でない表現力豊かな演奏を目指したいです。