チェル二―30番の17番を弾いた生徒さん。しっかりとしたテクニックで音楽的に弾けていたので、テンポを上げて仕上げることにしました。
指示されているテンポは四分音符が108。かなり速いテンポです。
一般的にチェル二―のテンポは書いてあるテンポの約70%位で弾ければOK(私自身は約3分の2のテンポで、と習いました。)とされ、それなら音楽的にも美しく弾くことができます。
なぜこんなに指示されたテンポが速いのかについては、当時のピアノが今のピアノよりタッチが軽かったから等理由があるようですが、曲によっては指示されたテンポに挑戦してみるのも面白いかもしれません。
なお、使用テキストは『チェル二―30番 30の小さな物語 根津栄子監修 東音企画刊』です。
各曲に題名とかわいいイラストがあり、このテキストにしてからチェル二―に楽しく取り組む生徒さんが増えました。