本番前、最後のレッスンでは、何か新しい事を伝えることはありません。
演奏の内容やステージマナーについて最後の確認をして、今持てる力を発揮できるように話します。
演奏の仕上がり具合によって、伝える言葉は違いますが、ひとつ、どの生徒さんにも話すことがあります。
それは、``次は何の曲をやるのか‘‘ということです。
本番前はどうしてもその曲が中心になり、普段やっていたテキスト等が忘れられがちです。
テキストのどこを練習していたのか確認したり、また次に新しい曲をやりたい生徒さんには楽譜を渡したりします。
本番の後はちょっと練習を休んでもいいよ、と話しますが次に練習する曲が頭の中にあるのとないのでは大きな違いがあると思うからです。
ステージという非日常の体験がその後のレッスンに生かされるように、スムーズな流れを作っておきたいです。