高校生の生徒さんが、今取り組んでいる曲は『英雄ポロネーズ』
昨年のショパンコンクールでも数々の名演が生まれた素晴らしい曲です。
ショパコンのようにはとても弾けなくても、工夫して自分なりに弾けるように生徒さんと一緒に頑張っています。
なんといっても難しいのは中間部の左手オクターブの ミ #レ #ド シ の連続です。
途中で手が疲れて音がならなかったり、右手とずれたり、ボロボロになりやすいところです。
最初の2小節は両手で弾けるので助かるのですが、ショパンコンクールでは最初から左手のみで弾いていた方が多かったですね。(すごい!)
無理にスタッカートで弾こうとせず、左手で時計と逆回りの回転を描くように、また途中にある3小節の和音のところでしっかり力を抜いておくと、多少のコツはありますが魔法のように弾ける方法はなく練習を積み重ねるのが近道のようです。(あるピアニストの方は、上の音だけ、下の音だけと分けて練習したと話されていました。)
生徒さんは、大好きな曲なのでだんだん弾けるようになってきて、若い力の素晴らしさを感じます。
私も負けないように頑張っています。