『ド』は『イ』じゃないの?

ハ長調の音階が出てきて、音名の話をした時のことです。

『ドレミファソラシ』はイタリア音名であること、日本音名では『ハニホヘトイロ』になると話したらある生徒さんが、``どうして『イ』からじゃないの?‘‘と質問してきました。そこに疑問を持ったのはすごいことです。

 

諸説あるようですが、今から2600年ほど前の古代ギリシャで使われていた弦楽器の一番低い音の弦を『A』と名付け(これが今のラの音)基準の音としたことから、日本音名でも基準の音の『ラ』がイロハニホヘトの『イ』となったようです。

(ピアノの一番低い音もラですね。)

 

当たり前と思わず疑問を持つことで、より音楽への理解が深まっていくのは素晴らしいことです。